研究と業績
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臨床研究部門

骨粗鬆症・リウマチ班

骨粗鬆症・リウマチ班
骨粗鬆症・リウマチ班

研究紹介

骨粗鬆症・リウマチ班は、2018年より本格的に診療スタートいたしました。当科受診時の検査で骨密度低下症例、院内・他院からの難治例の原発性骨粗鬆症、ステロイド導入の際の骨粗鬆症治療を主に行っております。骨粗鬆症の治療の最も重要なことは骨折の予防であり、骨密度だけで評価せず、姿勢異常やX線などを用いて整形外科医が最も得意とする運動器をTotalに考えた治療の実践を行っております。リウマチに関しては膠原病内科と連携を行い、手術・装具治療の提案、専門分野への道案内や関節注射などの局所治療を行っております。

専門分野への道案内や関節注射などの局所治療



1.コホート研究を基盤とした大腿骨近位部骨折後の骨粗鬆症治療とリエゾンサービス

整形外科の外傷の中で最も頻度の多い大腿骨近位部骨折術後の骨粗鬆症治療状況、予後に関する因子の検討を行って参りました。約7000例を超える登録を行った後ろ向き研究から問題点の検証、人工知能を用いた予後解析を行い、2020年度から多施設前向き研究を開始し、近年注目されているリエゾンサービスの重要性や近年問題となっている姿勢異常やサルコペニアなどに着目した研究を行っています。北海道内の関連施設でリエゾンサービスの構築を行っており、大規模な研究の足掛かりを構築している最中です。

コホート研究を基盤とした大腿骨近位部骨折後の骨粗鬆症治療とリエゾンサービス




2.実臨床に即した骨粗鬆症治療の最適化

近年、様々な骨粗鬆治療薬が上市されてきております。大部分は体格の違う欧米人のデータを元に治療効果などを議論されており、日本人に必ずしもFitした用量ではない可能性もあると考えています。多施設研究で実臨床データを蓄積し、個々の骨粗鬆症治療薬の治療効果および注意点を詳細に検討し、発信を続けております。


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